カウンセリングとは?
私の経験談から知ってください
カウンセリングって何?
どんなことをするの?
どんなふうに変われるの?
カウンセリングを受けたことのない方には
疑問の多い、カウンセリングの世界。
自分の心を見つめるカウンセリングは、
とても奥が深く、その後の生き方を大きく
変えるきっかけになることもあります。
カウンセラー水沢ありさ自身も、
カウンセリングによって、
自分らしい生き方を学んだうちの一人です。
カウンセリングから得たもの
- 考え方のクセに気づいた
- 前向きに考える手法を手に入れた
- 悩みの根幹に気づいた
- 自信のなかった過去の自分を認め、今の自分に自信を持てるようになった
カウンセリングとは、「対処療法ではなく、漢方薬のように体質そのものを自分の力で改善できるようになるためのもの」だと思っています。
カウンセリングを卒業してからは、自分の力で自分の気持ちを紐解くことができるようになり、今では、日々穏やかな気持ちで過ごすことができるようになりました。
カウンセリングとの出会い
私のカウンセリングとの出会いは、小学生のときです。
私が通っていた小学校にはスクールカウンセラーがいました。美術の時間に描いた一枚の絵がきっかけで、毎週個室に呼ばれて絵を描かされては、「大丈夫?」「何かあったの?」「不安なことはある?」など色々な質問をされた記憶があります。
まるで私の心に何か問題があるかのような対応に、『私のことを知りもしないで、絵を見ただけで判断するなんて!』と、当時の私は、スクールカウンセラーを突っぱねてしまいました。
でももしあのとき、スクールカウンセラーの元へ通い続けていたら…。
学校でいじめられることもなかったのかもしれない。
先生の理解も得られたのかもしれない。
母親の理解も得られたのかもしれない。
自分が普通でないことを再認識させられた出来事
そんなこんなで、いじめにも慣れた、高校1年生の頃。
通っていた音大で作曲科を専攻し、新しい先生に自分の作った曲をみてもらったときのことです。
また同じようなことが起きたのです。
先生は、私が書いた曲をみるなり言いました。
「君の心には穴が開いているんだね」と。
やっぱりそうなんだ。
自分は何かが違うんだ。
それなら、本当の自分を隠してしまおう!
普通と呼ばれる子になろう!
そう心に決めた私は、本当の自分を隠し、
みんなから好かれる人を演じるようになりました。
人一倍、普通ということに執着心を抱きながら。
ちょうどその頃、本当の自分を認めてくれるパートナーと出会ったのですが、その彼との関係性の築き方に悩み、カウンセラーの門を叩くことになったのです。
私を変えてくれた心理カウンセラーとの出会い
さすが、カウンセラーの先生です。
初日のカウンセリングで、私の考え方の矛盾にすぐに気づきました。
先生は、質問攻めをするのではなく、私の話をじっくり聞いてくれました。
先生が発する言葉はほんのわずか。でもその一言二言で、私の考え方が180度グルっと変わることもありました。また、自覚していない考え方のクセが、思考と言動の悪循環につながってしまっていることにも気づくことができました。
思考と感情の関係性や法則性を先生から都度指摘してもらいながら、20年以上かけてついた考え方のクセを修正するためのカウンセリングが何回か続きました。そのおかげで私の考え方が徐々に前向きになり始めたとき、一つ大きなことに気づかされたのです。
私の悩みの根幹は「母」だった
それは、私の全てのストーリーに関わってくる「母」の存在。
私にとって「母」は、自分で思っている以上に大きな存在だったのです。
もしかしたら心の奥底では、たまりにたまった母への想いを誰かに知ってほしかったのかもしれません。
当初は、パートナーとの関係性について悩み、始まったカウンセリング。
母とは仲が悪いわけでもなく、何でも話し合う関係なので、正直自分が母のことで悩んでいたとは思いもよりませんでした。
「私にとって母とはどういう存在か?」
私の幼少期まで遡って、悩みの紐解きが始まりました。私の幼少期のエピソードや、小学校・中学校でのいじめなどについて話し、そのときの自分の気持ちを逐一確認しながら、まずは昔の自分と向き合うことからスタートしました。
先生からの質問に、最初はスムーズに受け答えできていました。しかし、母について質問をされたとき、私の心に急ブレーキがかかり、答えられなくなったのです。
理想の母と現実の母が私の中で混在していて、本当はどうだったのか、記憶が曖昧になっていたのです。
そこで先生と一緒に、私の断片的な記憶を整理しながら、今まで避けてきた「母」について向き合うことになりました。
「母」に本当に求めていたもの
それと同時に、長年積もった想いを少しずつ母へ伝えるようにもなりました。
聞きたかったこと、確認したかったこと。
心の引っかかりが取れるまで、母と何度も話し合いを繰り返しました。
お友だちの輪に入れない私の姿に、母が胸を締めつけられる想いを抱いていたこと。
医療機関に相談しても、何の解決法ももらえず苦しんだこと。
母もまた、私のことで悩み苦しんでいたことを初めて知りました。
…そしてやっと辿り着いた「母からの一言」。
私は、その言葉を、心のこもったその言葉を、ずっと待っていたような気がします。
その言葉を聞いた瞬間、「やっと!やっと!私を受け入れてくれた!」そう感じました。
子どもの頃の私を、初めて評価してくれた人!
3回目のカウンセリングではこんなこともありました。
私の幼少期の出来事を話しているときのことです。
いつも淡々として、あまり感情を見せない先生の目から、涙がツーと流れたのです。
私はビックリして、「どうしたんですか!?」と声をあげたのを覚えています。
先生は涙を拭いながら、「ありささんは、本当に純粋で真っすぐな人なんですね」と言ったのです。
そのとき、私は平常心を保つのに必死でした。
こんなにも、自分に向き合ってもらった経験は初めてで、
嬉しい気持ちと恥ずかしい気持ちが交差して、赤面しながら号泣したのを覚えています。
私は先生に過去の自分を受け入れてもらったことで、自信がついた気がしました。
とにかく、とても嬉しかったのです。
世界でたった一人の母だから!
カウンセラーの先生が寄り添ってくれたことで、母と向き合うことができました。
ずっと母に確認したかった、私の子ども時代のこと。
もしカウンセリングを受けないままでいたら、「あのときの私を理解してくれなかった憎い母」
という気持ちがいつか猛威を振るっていたかもしれません。
自分は普通よりできない子だから、母に嫌われていると勝手に思っていた。
世界でたった一人の母だから、自分を理解してほしかったけど、あのときは伝えられなかった。
私も自分と向き合えたことで、自分に自信が持てたことで、正直にその気持ちを母へ伝えることができました。
そしてやっと、母も向き合ってくれたのです。
今では、母との絆も以前より深まりました。あのとき、カウンセリングの門をたたいて本当に良かったと、心から思っています。
私自身、思い出したくないような経験もたくさんしてきましたが、カウンセリングをきっかけに全てを乗り越えることができ、今の自分にたどり着きました。
だからきっと、みなさんも大丈夫です。
お母さんたちを取り巻く悩みについて、その根幹を一緒に紐解き、考え方のクセを見つけ、自分自身で修正する力をつけていきましょう。
お子さまのことで困ったことがあったら、まずは私に話してみてください。
私自身、子どもの頃から普通ではないと言われ続けていたからこそ、同じような子どもたちの気持ちが痛いほどよくわかります。
お子さまの困った行動の裏にある「ママ気づいて!」のメッセージを、水沢ありさが代弁者となってお母さんにお伝えしていきます。
お子さまが持つ特性への対処法を一緒に探していきましょう。
子育て生活、そして何より、お母さん自身の生き方がHappyになる方法を一緒に考えていきましょう。